東日本大震災における貢献者表彰
5月1日、帝国ホテルにて「東日本大震災における貢献者表彰」の式典がとりおこなわれました。
128の個人及び団体が受賞し、約600名が参列。
笑顔プロジェクトからは、メンバーを代表して17名が出席しました。
今回の受賞者の中には、救助活動中に命を落とされた方も多数含まれています。
どんな思いで未曾有の大災害と向き合ってきたのか…
受賞された方々それぞれの思いが紹介されるたびに胸が熱くなりました。
(受賞者紹介ページ http://www.fesco.or.jp/shinsai/winner/index.php)
自らの命尽きる最後の瞬間まで人命救助にあたった消防団員、
再三にわたる帰国命令にも関わらず、日本にとどまって支援を続けたブラジル人留学生、
大学を一年間休学して被災地で活動を続けた大学生
バックグラウンドはそれぞれ違いますが、受賞された皆さんに共通していると思ったのは、
自分の目で、耳で、今何が必要かを感じ、自分なのりの支援のあり方を見つけて実行していること。そうした一人一人の力が、行政の限界を超えた大きなパワーを生み出している、と感じました。
式典後の笑顔プロジェクト懇親会での発起人/林さんのことば
「笑顔プロジェクトのいいところは、特別な能力を必要としないところ」
笑顔プロジェクトは、これまでに80名のメンバーが活動に参加しているそうです。
延べ数にすると100名を超えます。
笑顔プロジェクトの活動拠点から遠く離れた埼玉在住のため、
なかなか支援に参加できず、特別な能力も持ち合わせていない私ですが、
個人としては微力でも80名が力を合わせれば可能性は無限大。
これからも出来る限り笑顔プロジェクトの活動に参加したいと思っています。
最後に…
第二部で行われた芸能人ベストサポート賞授賞式の中で、杉良太郎さんがご挨拶されました。
とても印象に残ったのが、
「私達の支援活動には、常に売名行為という声がつきまといます」
ということば。
とても悲しいことです。
今回受賞された芸能人の皆さんは、被災地で実際に支援活動をしている一般の方々から選ばれています。
有名人としての地位や名声とは関係なく、一人の人間として支援に尽力する真摯な姿勢の方々ばかり。
残念ながら、翌日のニュースでは、式典の様子が芸能ネタで取り上げられるも、
肝心の被災地でのご活躍はあまり報道されていませんでした。
だから、このレポートを読んでくださった方々に、メディアに代わってお伝えしたいと思います。
受賞された芸能人の皆さんは、心ないことばに負けず素晴らしい活動を今も続けています!
会場に集まった受賞者、芸能人、それぞれ立場は違うけど、被災地に対する思いは同じ。
「何かしたいけど何ができるかわからない」
そんな思いをお持ちの方は、笑顔プロジェクトで一緒に活動しましょう。
日本笑顔プロジェクト 佐治陽子